画像で比較してレイアウトの違いを検出
文書情報を持たない画像やPDFでも重ね合わせて比較し文書の違いを検出。 自動追跡機能がスキャン原稿であってもページ数が異なる文書同士の比較を可能にしました。
画像付きレポートで検査結果を共有
検査結果はページごとに画像とリストで表示。 差異が出たところはマーカーで表示されるため、一目でわかります。 作業状況の反映やレポート出力は、チームでの作業を強力にアシストします。
EagerAEyesは、PDFやOfficeの原稿と修正稿を比較して、違いを見える化することで見落としのリスクを削減します。 PDF、Word文書、Excel文書、PowerPoint文書、HTML、テキスト、画像ファイルに対応しており、レイアウト前の原稿が正しく配置されているかといった読み合わせや、印刷前のデジタルデータと印刷後のスキャンデータの比較を行うことができます。 入稿から校了・検版までの製版印刷の製作工程において、原稿と修正稿の差分を検出する検版の自動化を支援します。
※Word文書、Excel文書、PowerPoint文書、HTML、テキストの比較には、Microsoft Office製品が必要です。
EagerAEyesでは大きく分けて文書構造比較、画像比較の2種類の検査を行うことができます。
文書構造比較
デジタル文書での比較の場合はより詳細に、例えばフォント違いやカラーモードの違い、使用されている画像の解像度やサイズの違いなど、目に見えない違いもレポートします。
■文書比較
文書の持つフォント情報、画像・図版のサイズ・カラー情報などを検証し詳細に比較します。
■テキスト比較
レイアウト前のテキスト原稿とレイアウト済み文書のテキストを、フォント・文字色・文字サイズなどを考慮せずに比較し、一致する箇所をチェックします。
ご利用シーン デザイン、組版、構成
画像比較
スキャン原稿や画像データでの比較では、文書の見た目を元に比較を行い、目に見える違いををレポートします。
■ページ比較
文書のページごとの見た目で比較します。ページ内の文字や図版を区別せず、ページ単位で異なる箇所をマークします。
■見たまま比較
見た目だけで文字や図版を区別して比較を行い、文章のカタマリや図版単位で異なる箇所をマークします。
ご利用シーン 校正刷り、検版
EagerAEyesでは、改行や改ページなどでページ数が異なる文書同士で比較しても、挿入された部分を認識して追跡・比較します。 途中にページが挿入されたため、挿入箇所以降のページが全て比較失敗するということはありません。 この機能はデジタル文書に限らず、スキャンデータの原稿比較でも同様に働きます。
EagerAEyesでは、比較結果をページプレビューとチェック結果詳細リストで表示します。 ページプレビューでは実際の検出箇所を、ページ画像上で表示して確認します。 原稿・修正稿ページを並べ、検出位置に合わせて同時に拡大・縮小を行ったり、あおり機能で新旧ページを重ねて交互に表示することで、検出箇所の違いを分かりやすく確認できます。
差分位置はマーカー表示、図形の場合などは矩形で囲まれており、ダブルクリックするとチェック結果詳細リストの該当する行にジャンプします。
チェック結果詳細リストでは、検出した差分の数、差分の理由、確認状態、新旧の対応位置を一覧で表示します。 リストをクリックすると、ページプレビューの該当する位置にジャンプします。
「確認状態」は、正しく修正された差分なのかを担当者が確認し、記録するための機能です。 確認した個所に「未確認・誤検出・再設定・済」を設定することで、確認状態を保存でき、確認状態の色に合わせてページプレビューのマーカー色が変わるので、確認済み箇所が分かりやすく表現されます。
確認状態は保存することができるので、作業を中断して続きを翌日に行うなどもできます。 担当者ごとに「確認状態」の列を増やすことができ、保存した結果を別の担当者に確認してもらい、その結果を残すといった運用が可能です。